世界にはそれぞれの国によってお葬式にはこの色を着用するのが一般的、という暗黙の決まり事がありますが、日本で葬儀の際の服装、といえば黒い喪服が通例です。これは大人も子どもも共通しています。しかし、小さい幼児の方の場合には真っ黒の喪服というのもどうかという事で、白いブラウスやシャツに黒いスカートかズボンを着用させる事が多いです。
周囲の大人が黒で厳かな雰囲気ですから、子供もそれに準じた格好をするのがよいでしょう。絵柄がついたものや文字、ロゴが入った服、または極度に明るい色はいくら子どもといえども、こういう場では着用しないのがマナーといえます。
子どもといえども葬儀の際に自分が白黒の服装をさせられたり、周囲の大人が黒一色の服を着ているのをみると幼いながらにも、何か大切な集まりに参加している、という事を察知しますから、これから生きていくうえでマナーを学ぶいい機会ともいえます。
特に白黒の洋服を持っていない、もしくはどんな服を着せたらよいのかwからない、という時にはもし通園しているような幼児の場合ならば通園している幼稚園や保育園の制服が一番適切かと考えられます。制服は正装とみなされていますから、どんな場合でもこれを着ていけば失敗がない、といっても過言ではありません。
故人を送る大切な儀式の場ですから、大人だけでなく、これから大人になっていく小人にも是非きちんとした節度ある服装で参列する事を学ばせてあげたいですね。